どうも、まんますです。
今回は私が好きなもののご紹介。
万年筆が好きです。
と言ったら古風ですねと言われたことがあります。
でも、最近は色々なカラーのインクとか、軸とかあるんですよ…!とアピールしてみましたが、伝わらない。悲しい。
せっかくなので万年筆との馴れ初めを書いてみる。
万年筆との出会い
そもそもの出会いは3、4歳の頃。
父が大学くらいの時に使っていた万年筆を何故かくれた。
父の名入れがされていて、THE万年筆といった感じの黒い軸に金トリムだった。
カートリッジのインクもくれた。ブルーブラックだった。
鉛筆と色鉛筆、クレヨン、サインペンくらいしか使ったことのない子供に万年筆が渡されてどうなったか。ドはまりである。
だって、名入れはされているし、ペン先は金色だし、力を入れればペン先が割れるし(本当はやってはいけない)、インクは拭いても拭いても出てきてペン先はいっこうにピカピカにはならないし、インクは黒でもない見たことない色で、カートリッジとかいう物にはラムネみたいに謎の銀の玉がついてるしで何もかもが私の知っているペンではなかった。
格好良くて不思議で、特別だった。とにかくこの万年筆でいろいろ書いていた気がする。そしてカートリッジ交換がたまらなく楽しかった。
しかし、よくもう使わないとはいえ、よく父は私に万年筆を与えた物だと思う。
だってペン先力一杯押しつけて開くの楽しんでたりするんだよ。壊れるって。私なら叫ぶ。
その後、旅行先の百貨店で、父が兄と私にもう一本万年筆を買ってくれた。
ただ、その万年筆はプラスチック軸でピンク色で(兄は水色)インクはカートリッジ式だったが黒でペン先が固かった。
私専用の万年筆としてはこのピンクの万年筆が最初となるのだが、父がくれた万年筆が特別だったのでこの万年筆はほぼ使われなかった。
もしかしたらインクカートリッジがブルーブラックならもっと使ったかもしれない。
小学生になって、鉛筆ばかりを使うようになり万年筆はいつの間にか使わなくなった。
机の引き出しに入れたまま長いこと置いておかれた。
高校になって家を建て替えた際の引っ越しで万年筆が行方不明になってしまった。
ピンクの万年筆は見つかったが、父の万年筆が見つからない。捨てるはずはないのでどこかに入れたはずなのだが…
ピンクの万年筆は見つかったときにはトリムが剥がれて錆びかけてしまっていた。
kakunoとの出会い
大学生くらいの頃、とあるブログでkakunoを知った。
久しぶりに万年筆を使ってみたくなった。
しかし、ここで私は失敗した。最初にもらえるインクの色を黒にしてしまったのだ。
使ってみたもののテンションが上がらずお蔵入りした。
色彩雫と色彩逢いとの出会い
社会人になってから、またとあるブログでカラーインクの色彩雫を知った。
コンバーター(カートリッジの代わりにインク瓶からインクを吸い上げて使うもの)という存在も知った。
そして透明軸を知ってしまった。透明軸の破壊力たるや凄まじかった。
欲しい、透明軸が欲しい、そればっかり考えていたところ友達が誕生日に買ってあげると言って
一緒に伊東屋についてきてくれてプレラの色彩逢いをくれた。
インクは深海にした。かっこいいブルーブラックの万年筆が戻ってきた。
この頃からちょこちょこと日記を書いては挫折するが今回は割愛する。
当時私は資格試験の勉強をしていた。
私は暗記をするときにひたすらノートに書かないと覚えられないタイプなので、昔から書きまくりそしてよく腱鞘炎のような感じになってしまい、高校生の頃からよく腱鞘炎のサポーターを付けながら勉強していた。
万年筆は力を入れなくても書けるから文字を多く書くのにオススメだと記事で読んだので、理由をつけて万年筆を使うようになった。
趣味の文具箱と山中との出会い
auのブックパスの読み放題会員なので文具雑誌の趣味の文具箱を読んでみた。
プラチナのセンチュリー#3667 山中が載っていた。一目惚れだった。
透明軸なのに軸のカットでキラキラと光る高級感、光りに透かした時のインクの透け具合。その写真が美しすぎた。
限定品として発売されて半年近く経っていたので諦めつつも、会社帰りに伊東屋に寄るとまだ残っていた。
値段に悩みつつ、ケースの周りを数分ウロウロし、やっと決心がついて店員さんに声をかけた。
もうないと思いましたと話したら、そこは一般文具が主力だったからか「この店舗は掘り出し物があったりするんですよ」と教えてくれた。
今はもうなくなってしまった店舗なのだが、丁寧に対応してくれたこの店員さんにまたどこかの伊東屋で会ってみたい。
このあたりから万年筆沼とインク沼が加速した。
現在所有の万年筆を入手順に列挙した。()内は字幅。
インクは恐ろしいので今回は触れないでおく。
- パイロット カクノ(F)
- パイロット プレラ 色彩逢い(F)
- パイロット コクーン(F)
- プラチナ センチュリー#3667 山中(F)
- パイロット キャップレス デシモ(M)
- デルタ ドルチェビータ アラビアンナイトゴールド(STUB)
- セーラー プロフィットJr.透明感(M)
- セーラー キャンディ(F)
- 日経ウーマン付録 アフタヌーンティーコラボ
- パイロット グランセ(F)
- パイロット カクノ(M)
- プラチナ プロシオン(F)
- ペリカン スーベレーン ターコイズホワイト(F)
圧倒的にパイロットが多い。
そして最後のスーベレーンだけで他の国産万年筆の総額に近いあたり舶来万年筆恐ろしい…
万年筆楽しいですよ。怖くないよ。
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